- ◎本のあらすじ
- 病に見舞われた患者たちは皆、しおらしく治療に耐え、頭を下げる―なんてことはありません。パニック障害と診断されるも納得できず、いくつもの病院を渡り歩く女性(「天罰あげる」)。日々の鬱憤から、他の利用者に罵詈雑言を浴びせるデイサービスの老人たち(「老人の園」)。猜疑心、被害妄想、承認欲求…に付ける薬はあるのでしょうか。現役医師が贈る強烈にブラックな短編集。全5編収録。
- ◎著者紹介
- 久坂部 羊
- 1955年、大阪府生まれ。医師、作家。大阪大学医学部卒業。サウジアラビアなどの在外公館で医務官として勤務したあと帰国。2003年『廃用身』でデビュー。14年『悪医』で第3回日本医療小説大賞、15年『移植屋さん』で第8回上方落語台本優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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