出版年:2002年
分類:801.04
形態:図書
- ◎本のあらすじ
- 本書は、事象構造(event structure)をカバー・タームとして、事象の把握や輪郭づけ、知覚のメカニズムと言語の関係を明らかにするものである。中心となるのは、移動や行為のような事態把握の本質、事象の輪郭づけとしてのアスペクトやテンス、知覚の参照点としての主語の再規定、非典型的主語や二重主語文の本質、構文スキーマの談話機能の探究である。
- ◎目次
- 1 ヴォイス(英語中間構文とその周辺―生態心理学の観点から
フランス語の再帰構文―その認知的一体性
受影性と受身 ほか)
2 プロトタイプ、スキーマ、意味的制約(ドイツ語中間構文の認知論的ネットワーク
英語進行形の概念構造について
英語所有格表現の諸相―プロトタイプ理論とスキーマ理論の接点 ほか)
3 文法関係(中国語二重主語文の意味と構造
日本語の「に‐が」構文と分裂主語性
「悲しさ」「さびしさ」はどこにあるのか―形容詞文の事態把握とその中核をめぐって ほか)
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