- ◎本のあらすじ
- ドラキュラを自宅に招待する、という前代未聞の試みをする「ぼく」。ニンニクと十字架、そして家中にある“太陽”に関係する物を隠し、ドラキュラを歓迎する準備は万全のはずだったが…知的で怪奇な表題作「太陽ぎらい」。いたずらっ子が一家に巻き起こす大惨事を描いた奇妙な味の物語「子供の情景」から、SF的短篇「遠い星から来たスパイ」、幻想小説「観光客たち」まで、お洒落で機知に富んだ小泉喜美子の幻想世界を網羅する十二作を厳選。機知・洒脱・憂愁・戦慄…海外小説と日本の伝統文芸のエッセンスの配合から生まれた、幻想ミステリ傑作選。
- ◎著者紹介
- 小泉 喜美子
- 本名・杉山喜美子。昭和9年2月2日、東京築地に生れる。都立三田高校卒業後、ジャパン・タイムズ社に勤めた。34年「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」第一回コンテストに「我が盲目の君」(杉山季美子名義)を投じ、准佳作となる。同年、同誌の編集長だった小泉太郎(生島治郎)と結婚。37年、オール読物推理小説新人賞に「弁護側の証人」を投じ、選考委員だった高木彬光の勧めにしたがって同作を長編化、翌年刊行した。その後沈黙するが、47年、生島治郎と離婚後に執筆活動を再開。「ダイナマイト円舞曲」「暗いクラブで逢おう」「月下の蘭」「血の季節」「殺人は女の仕事」等を発表した。また、翻訳家としても有名で、P・D・ジェイムズ、アーウィン・ショウ等、ミステリを中心に数多くの作品を手がけている。60年11月7日没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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