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◎本のあらすじ
作家の人って、どんな本を読んで作家になったのだろう。芥川龍之介は、宮沢賢治は、あの人の人生をどのように変えたのだろう。作家になった今、『ふしぎの国のアリス』を、『車輪の下』を、あの人はどんなふうに読むのだろう。作家24人が読者として真剣に名作に向き合った鑑賞集。
◎目次
「地獄変」芥川龍之介―トレーニング(北方謙三)
「河童」芥川龍之介―哀しみの河童(夢枕獏)
「野菊の墓」伊藤左千夫―隠れ野菊はいまもいる(久世光彦)
「伊豆の踊子」川端康成―恋の垣根(橋本治)
「女たちへのいたみうた金子光晴詩集」金子光晴―男たちへのいたみうた(小池真理子)
「ふしぎの国のアリス」キャロル―ファンタジーの原点(阿刀田高)
「青い麦」コレット―恋の原型の小説(田辺聖子)
「堕落論」坂口安吾―覚醒する安吾(立松和平)
「清兵衛と瓢箪・小僧の神様」志賀直哉―ぼくの得意枝(原田宗典)
「汚れつちまつた悲しみに…中原中也詩集」中原中也―1971年の中原中也(秋元康)
「坊ちゃん」夏目漱石―正義と愛(ねじめ正一)
「三四郎」夏目漱石―十五歳の春(三田誠広)
「夢十夜・草枕」夏目漱石―小説における映像主義の発明とその挑戦(大林宣彦)
「吾輩は猫である」夏目漱石―牛の涎(谷川俊太郎)
「怪談」ラフカディオ・ハーン―『怪談』の静寂について(清水義範)
「たけくらべ」樋口一葉―大和ことばの柔らかさ(俵万智)
「偉大なギャツビー」フィッツジェラルド―偉大さと華麗さの間で(柳美里)
「車輪の下」ヘッセ―ハンス・ギーベンラートの哀しみ(畑山博)
「風立ちぬ」堀辰雄―生きようとする祈り(氷室冴子)
「銀河鉄道の夜」宮沢賢治―ひかりをさがして(武田鉄矢)
「高瀬舟」森鴎外―翻訳の不可能なる(林望)
「安南の王子」山川方夫―「血のつながり」の重さ(群ようこ)
「遠野物語」柳田国男―小さな、過激な本(中沢新一)
「怪盗ルパン 奇巌城」ルブラン―探偵小説への道案内人ルパン(大沢在昌)
※予約できる点数は、1人10点までです。
※長期未返却資料がある場合、お返しいただくまで新たな資料の予約申込みはできません。
※町田市に在住もしくは、多摩美術大学・東京工科大学・桜美林大学に在学、在勤で利用者登録されている方は、ホームページからの予約サービスは受けることができません。
令和6(2024)年1月~12月に発行された雑誌の貸出や予約は、令和7(2025)年12月28日(日)をもって終了いたします。

所蔵

所蔵件数は1件です。

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No.所在場所置き場所分類図書記号巻冊記号資料コード形態状態禁帯
1相武台分館開架B902 30270649図書在架

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