- ◎本のあらすじ
- 日本橋の本材木町3丁目と4丁目の間の河岸っ縁にある大番屋は、俗に「三四の番屋」と呼ばれている。その三四の番屋から本郷は湯島天神境内の矢場女お袖が5日ぶりに放免されたのは、春の昼下がり、河岸の柳から雫が光りながらこぼれている雨上がりのことだった。お袖は過去に3度の妾奉行をしていたが、いずれも短い間に死別し、“死神を連れた女”といった暗い影を漂わせていた。そんなお袖を、海賊橋のたもとですれ違った道楽者らしい三十男が、昼間からの酒機嫌らしいとろんとした目つきで眺めていた。(第1話「泥の雛」)―“五二半”と呼ばれる捕物名人―南町奉行所隠密廻り同心甲斐半次郎が、人情味あふれる活躍を颯爽と見せる捕物ばなし、全8話で構成する会心編「新五二半捕物帳」。
- ◎目次
- 泥の雛
花狂いの女
別れ道
髯なし鍾馗
生霊
流人船
大山詣り
おどろ髪
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