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著者 :熊野 以素
出版者:岩波書店
出版年:2015年4月
分類:916
形態:図書
◎本のあらすじ
軍の命令か、医の倫理の逸脱か―。終戦直前の一九四五年春、名門大学医学部で行なわれたおぞましい「実験手術」により、米軍捕虜八人が殺された。当時、医学部第一外科の助教授であった鳥巣太郎は、この生体実験手術に抵抗し、四回あった手術のうち参加したのは最初の二回(正確には一回半)であった。しかし、戦後に行なわれた「横浜裁判」で、首謀者の一人として死刑判決を受けた。鳥巣は苦悩の末、死を受容する心境に達したが、鳥巣の妻・蕗子は様々な妨害をはねのけ、再審査を請求し、減刑を勝ち取った。本書は、鳥巣の姪である著者が、膨大な戦犯裁判記録のほか、知られざる再審査資料、親族の証言などを基に、語り得なかったその真実を明らかにするものである。
◎目次
第1章 生体実験(九大医学部第一外科
「捕虜は適当に処置せよ」
これは実験手術だ)
第2章 告発(敗戦
告発
逮捕
西部軍と医学部の共同行為としての生体実験)
第3章 B級戦犯裁判「九大生体解剖事件」(巣鴨プリズン
救援活動
裁判開始
スケープゴート
被告人証言
死刑判決)
第4章 再審査(再審査の闘い
死と向き合って
対決
減刑)
終章 伯父と私
◎著者紹介
熊野 以素
1944年生まれ。1969年、大阪市立大学法学部法学科卒業。大阪府立高校社会科教諭を勤めたのち、2004年、大阪市立大学大学院修士課程修了。専門は社会保障法学、とくに介護保険制度。社会保障法学会会員。「九条の会・豊中いちばん星」呼びかけ人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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所蔵

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No.所在場所置き場所分類図書記号巻冊記号資料コード形態状態禁帯
1相模大野図書館開架916 31617780図書貸出中

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