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著者 :高田 貫太
出版者:講談社
出版年:2017年2月
分類:S210.182
形態:図書
◎本のあらすじ
倭一国だけ見ていては見えないことが、朝鮮半島という「外部」の目を使えば見えてくる。古墳時代の日韓交流は、従来、倭も百済、新羅、加耶など朝鮮半島の国々も、強力な権力を有する中央(倭の場合にはヤマト王権)が鉄などの必需品の対外交易を一手に掌握し、地方の権力者に分配していたと考えられてきた。しかし近年の日韓両国の考古学の進展により、事実はもっと複雑だったことが明らかになった。日本の古墳から朝鮮系の遺物が、朝鮮半島の古墳からは倭系遺物が数多く出土する。のみならず、朝鮮半島南西部には倭独自の古墳である前方後円墳が築かれた時期さえもあった。両者の交易は多様で、その中心を担ったのは「中央」ではなく、大小様々な地方の勢力だったのだ。対外交易ルートをヤマト王権が手中に収めたのは、通説よりもかなり遅い六世紀の前半。北九州の「君主」だった磐井を倒したことで、ようやくその長いプロセスは完成した。新世代の研究者による斬新な研究アプローチ。歴史研究の醍醐味を味わうことのできる1冊。
◎目次
序章 あらたな日朝関係史をめざして
第1章 韓と倭のつながり―弥生時代後半〜四世紀
第2章 多様化する関係―五世紀前半
第3章 王権の興亡と関係の再編―五世紀後半〜六世紀前半
第4章 朝鮮半島の前方後円墳が語ること―栄山江流域と倭
終章 日朝関係史と現在、そして未来
◎著者紹介
高田 貫太
1975年生まれ。岡山大学文学部卒業、同大学大学院文学研究科史学専攻修士課程修了。大韓民国慶北大学校考古人類学科博士課程修了。文学博士。現在、国立歴史民俗博物館研究部准教授・総合研究大学院大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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所蔵

所蔵件数は1件です。

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No.所在場所置き場所分類図書記号巻冊記号資料コード形態状態禁帯
1橋本図書館書庫S210.182 32137515図書在架

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