- ◎本のあらすじ
- 郡評論争以来、郡司制の成立の問題は常に注目されてきた。律令国家にとって郡司制とは何であったのか。本書は、近年の研究成果をふまえ、律令的地方制度の形成過程全体をにらみながら、郡および郡司制度の成立に関する諸問題を解明する。さらに、東北を中心に辺境における郡の成立についても、律令国家の地方政策との関連に留意して分析する。
- ◎目次
- 第1 郡司制成立の前提(大化改新の詔と郡司制
評の設置について
斉明・天智朝のクニと国造)
第2 律令的地方制度の形成(国司制の形成と郡司
国評制の展開
郡の成立)
第3 大宝令の制定と郡司制(大宝令に規定された郡司の職掌
律令的郡領任用方式の成立
律令的采女貢進制の成立)
第4 辺境における郡司制の成立(律令国家と辺境
辺境における“評”
辺境における郡の成立)
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