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著者 :大場 一央
出版年:2025年10月
分類:289.1
形態:図書
◎本のあらすじ
時代劇では「ヒール」として描かれがちな、「寛政の改革」を担った老中・松平定信。しかし、それは一面的な姿に過ぎない。飢饉、経済格差、地方衰退、治安悪化、政治腐敗、そして迫りくる外国の脅威。現代に通じる難題が山積する江戸後期に、彼は国家の未来を見据えた壮大な改革を断行した。倹約令や出版統制令の真意、ほとんど知られていない経済政策、そして教育への情熱。世間が断罪した「改革」の裏には、国民の暮らしと日本の自立を本気で願い、その生涯を捧げた稀代のリーダーの「覚悟」があった。蔦屋重三郎を弾圧した「言論・風俗の抑圧者」、「田沼=積極財政、定信=緊縮財政」という通説を覆し、気鋭の日本思想研究者が、その実像を描く。
◎目次
第一章 誕生―名宰相がやって来た!(逆境の幼年期
試練の青春
才能の覚醒)
第二章 対峙―名宰相の基盤(「清き流れ」を目指す思想集団
田沼意次という男
国を蝕む闇)
第三章 財政―経済再生への道(公約集としての『政語』
食糧備蓄体制の完成
都市と農村の調整)
第四章 国家―日本の再定義(天皇という問題
世界との向き合い方
教育体制の拡充)
第五章 永続―未完の名宰相(突然の失脚
引退後の活動
終わらない革命)
◎著者紹介
大場 一央
中国思想・日本思想研究者、早稲田大学非常勤講師。1979年、札幌市生まれ。早稲田大学教育学部教育学科教育学専修卒業。早稲田大学大学院文学研究科東洋哲学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、早稲田大学、国士舘大学、國學院大學などで非常勤講師を務める。専門は王陽明研究を中心とする中国近世思想、水戸学研究を中心とする日本近世思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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所蔵

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No.所在場所置き場所分類図書記号巻冊記号資料コード形態状態禁帯
1相模大野図書館開架289.1マツダ 36020774図書在架